【グレード別で解説】レクサスRXの燃料タンク容量と航続距離の違い

本記事は広告を含みます。

レクサスRXはトヨタの高級ブランドであるレクサスが展開するSUVモデルの中でも、中核を担う人気車種です。高級感と実用性を兼ね備えたこのモデルは、複数のグレードが用意されており、それぞれに異なるパワートレインが搭載されています。今回取り上げる「RX500h」は、その中でもスポーティかつ高性能なグレードとして注目されていますが、燃費や燃料タンク容量といった実用性の面でも気になるポイントが多く存在します。まず大前提として、レクサスRXの燃費や航続距離に影響を与える要素は多岐にわたります。パワートレインの種類(ガソリンかハイブリッドか)、車両重量、駆動方式(2WDかAWDか)、タイヤサイズ、そして走行環境(都市部か郊外か)などが密接に関係しています。そのため、グレードごとに燃費性能や航続距離が異なるのは当然のことと言えます。

各グレードごとのの燃費

では、各グレードごとの燃料タンク容量と航続距離について具体的に見ていきましょう。特にRX500hの特徴と、他グレードとの違いを明確にしながら解説していきます。次は「RX350の燃料タンク容量と航続距離」についてご紹介します。

RX350の燃料タンク容量と航続距離

RXシリーズの中でもベースグレードに位置づけられる「RX350」は、ガソリンエンジンを搭載したグレードです。搭載されているのは2.4L直列4気筒ターボエンジンで、力強い加速感と十分な実用性を備えたモデルとして人気があります。このRX350の燃料タンク容量は67リットルで、これは全グレードで共通の数値となっています。カタログ燃費(WLTCモード)においては、RX350 AWD仕様で約11.2km/Lという数値が公表されています。この数値を元に計算すると、満タン時に走行できる理論上の航続距離は以下のようになります。

航続距離 = 燃料タンク容量 × 燃費
→ 67L × 11.2km/L = 約750km

もちろん、これはあくまで理論上の話であり、実際の走行では環境条件や運転スタイルにより多少前後します。市街地走行が中心の場合はもう少し短く、高速道路を多用するような環境では、より航続距離を伸ばすことが可能です。RX350はあくまでガソリン専用モデルであるため、ハイブリッドモデルに比べると燃費性能ではやや劣る傾向があります。ただし、その分車両価格が抑えられていることや、エンジン応答性の良さによる走行性能の高さを考えると、十分魅力的な選択肢といえるでしょう。次は、プラグインハイブリッドモデルである「RX450h+の燃料タンク容量と航続距離」について詳しく見ていきます。こちらは充電によるEV走行も可能なため、ガソリン車とはまた異なる特性を持っています。

RX450h+の燃料タンク容量と航続距離

RXシリーズの中で最も先進的なパワートレインを搭載する「RX450h+」は、プラグインハイブリッド(PHEV)として注目されています。このグレードは、電気モーターによるEV走行と、2.5L直列4気筒エンジンによるハイブリッド走行の2つを状況に応じて使い分けることが可能です。そのため、日常の短距離移動はEVモードで、長距離のドライブはハイブリッドモードでといったように、シーンに応じた柔軟な走行ができるのが特徴です。RX450h+の燃料タンク容量は他のグレードと同様に67リットルとなっており、プラグインハイブリッド車であってもガソリンを必要とする場面があるため、ガソリンタンクはしっかり確保されています。カタログ燃費(WLTCモード)では、ハイブリッドモード時で約17.8km/Lとされており、この数値をもとに理論的な航続距離を算出すると以下のようになります。

航続距離 = 燃料タンク容量 × 燃費
→ 67L × 17.8km/L = 約1,193km

ここで注目すべきは、プラグインハイブリッド特有のEV走行距離です。RX450h+は、満充電時にEVモードだけで最大約86km(WLTCモード)を走行できるとされています。これにより、都市部での通勤や買い物など、日常的な用途ではほとんどガソリンを使わずに済むことも可能です。実際、普段はEVモードのみで運用し、長距離移動時だけハイブリッドモードを活用するというユーザーも少なくありません。とはいえ、EV走行の効率は気温や走行環境によって変動しやすいため、実際にはもう少し短くなる可能性もあります。また、充電インフラの整備状況やユーザーのライフスタイルによって、この車両の使い勝手は大きく異なると言えるでしょう。次に紹介する「RX500hの燃料タンク容量と航続距離」では、ハイブリッドとターボを組み合わせた新世代の高性能モデルについて詳しく解説します。燃費性能と走行性能のバランスがどのように取られているのかに注目していきましょう。

RX500hの燃料タンク容量と航続距離

RXシリーズの中でも異色の存在といえるのが「RX500h」です。このモデルは、2.4L直列4気筒ターボエンジンとハイブリッドシステムを組み合わせた“ターボハイブリッド”という、日本市場では珍しい構成を採用しています。さらに、電動駆動システム「DIRECT4」による4輪駆動制御により、パフォーマンスと安定性の高さを両立している点も大きな特徴です。RX500hの燃料タンク容量は、他のグレードと同様に67リットルです。ターボを搭載していることから、一般的なハイブリッドよりも燃費が多少落ちる傾向があるものの、それでも高い実用性を維持しています。カタログ燃費(WLTCモード)では、RX500hが約14.0km/Lと公表されています。この数値から理論上の航続距離を計算すると以下の通りです。

航続距離 = 67L × 14.0km/L = 約938km

この結果を見ると、RX350のガソリンモデルよりも明確に燃費性能が高く、RX450h+のPHEVには及ばないものの、非常にバランスの取れた航続距離が確保されていることが分かります。スポーティな走りを求めつつも、一定の環境性能を求めるユーザーにとって、RX500hはまさに理想的な選択肢といえるでしょう。実際のところ、RX500hの真価は数値だけでは語れません。電動モーターによるレスポンスの良さと、ターボによるトルク感が融合することで、アクセルを踏んだ瞬間の加速は非常にダイレクトです。これにより、燃費にやや影響が出る場面もあるとはいえ、快適で力強い走行フィールを得られる点が評価されています。また、他のハイブリッドグレードとは異なり、スポーティグレード「F SPORT Performance」として専用の足回りやインテリアを装備していることも見逃せません。単なる燃費性能では測れない「走る楽しさ」まで考慮されているのがRX500hの大きな魅力です。

燃料タンク容量から計算する一回の給油で走れる距離

レクサスRXシリーズの全グレードは、共通して67リットルの燃料タンクを搭載しています。この数値は、ハイブリッドであれガソリンモデルであれ変わることはありません。ここで重要になってくるのは、各グレードの燃費性能です。燃費が良ければ、当然ながら一回の給油で走行できる距離も伸び、結果として給油の頻度が減ることになります。まず、これまで解説した各グレードの燃費(カタログ値)をもとに、航続距離をまとめてみましょう。

  • RX350(ガソリン):約11.2km/L → 航続距離 約750km
  • RX500h(ターボハイブリッド):約14.0km/L → 航続距離 約938km
  • RX450h+(プラグインハイブリッド):約17.8km/L → 航続距離 約1,193km(※EV走行分を除く)

このように比較してみると、同じ燃料タンク容量でも走行できる距離に大きな差があることがわかります。特にRX450h+は、EVモードで約86kmの走行が可能とされており、実際には1,200km以上の長距離走行が可能になるケースもあります。一方で、実燃費はこれらの数値よりも低くなる場合が多く、実際の航続距離は約8割から9割程度に見積もるのが現実的です。例えばRX500hの場合、実際の燃費が12.0km/L前後であれば、実質的な航続距離は800km程度と考えられます。また、走行シーンによって燃費は大きく変動します。都市部での渋滞が多い場合は燃費が悪化しやすく、高速道路を多用する郊外走行では燃費が伸びやすい傾向にあります。そのため、自身の使用環境に合ったグレード選びが航続距離や給油頻度の観点からも重要となります。さらに、燃料の種類も航続距離に影響を与える要素です。RXシリーズは全車「ハイオクガソリン指定」となっており、燃料単価が高い分、ランニングコストにも関わってきます。ただし、ハイブリッドモデルは燃費性能に優れるため、総合的に見ると維持費を抑えることが可能です。

【実燃費は?】レクサスRXオーナーの口コミと燃費改善テクニック

オーナーが語る!レクサスRXの実燃費レポート

レクサスRXのオーナーたちは、実際の使用環境においてカタログ数値との乖離をどう感じているのでしょうか。多くのユーザーが自身の燃費体験をブログやSNSで共有しており、その内容を総合的に見ていくと、RXシリーズの実燃費は大きく環境や運転習慣に依存することがわかります。あるRX500hオーナーは、「市街地では平均して約10〜11km/L、高速道路の長距離ドライブだと13〜14km/L程度まで伸びた」との報告があります。ターボハイブリッド搭載でパワフルな走りが楽しめるにも関わらず、条件次第ではカタログ燃費に迫る実力を発揮できる点が好評です。一方、RX450h+のオーナーでは、EVモードを日常的に併用することで「日々の通勤ではほぼガソリンを使わない」という声もあり、プラグインハイブリッドならではのメリットが実感されています。実燃費が伸び悩むケースとしては、「渋滞が多い都市部ではヒーター使用や頻繁な加減速によって燃費が8km/L台まで落ち込んだ」という声もあり、運転環境とアクセルワークの影響が大きいことも伺えます。これらの情報からわかるのは、カタログ燃費はあくまで指標であり、実際の燃費は「環境・運転・使用習慣」によって上下するという点です。これを踏まえて、燃費改善に繋がるテクニックを次の項目で見ていきます。

街乗り・高速道路での実燃費の違い

RXシリーズの燃費性能を比較すると、街乗りと高速道路では大きく傾向が異なります。

  • 街乗り(市街地):渋滞や信号が多く、頻繁な加減速が発生しやすいため、燃費は10km/L前後に落ち込むことも珍しくありません。特にRX500hでは、電動モーターのアシストがあっても、ターボエンジンの影響で実燃費が伸び悩む傾向があります。
  • 高速道路走行:高速クルーズに移行すると、ハイブリッドシステムが効率的に働くようになり、RX500hで13〜14km/L、RX450h+ではEVモードと併用で20km/Lに迫るケースも報告されています。特にプラグインハイブリッドの場合、休憩や渋滞中にEVモードで走行できる点も強力なメリットとなります。

つまり、「短距離・都市部中心」と「長距離・高速道路中心」のどちらに重きを置くかで、グレード選びも燃費改善の戦略も変わってくることがわかります。

燃費を良くする運転のコツ3選

  1. 穏やかな加減速を意識する
     急加速や急減速はエンジン出力と電動アシスト両方を過剰に消費します。アクセルを一定に保ち、停止時も止まりすぎない運転が燃費向上に効果的です。
  2. ブレーキではなく回生ブレーキを有効活用する
     特にハイブリッドモデルは、ブレーキを踏むよりアクセルを緩めることで回生ブレーキが効くため、電力回収と燃料節約に繋がります。
  3. エコモードとバッテリー残量のバランスを取る
     エコモードを常用するのではなく、バッテリー残量に応じてモード切替を行うことで、効率良いハイブリッド運転が可能になります。特にRX450h+では充電状況に応じた運転が鍵となります。

定期的なメンテナンスで燃費を改善

燃費性能を維持するうえで、日々のメンテナンスは欠かせません。

  • タイヤの空気圧チェック:空気圧不足は転がり抵抗が増し燃費悪化につながります。メーカー指定値を維持しましょう。
  • エアフィルター・オイル交換:汚れた状態ではエンジンやモーターの効率が低下します。定期交換によって出力と燃費の安定が期待できます。
  • エアコン・冷却水系統の点検:空調の効きが悪いとコンプレッサー稼働時間が長くなり、燃費に影響することがあります。

こういった細かな調整や点検を定期的に行うことで、燃費性能を最大限に引き出すことが可能です。

【裏技】エコモードの効果的な使い方

RXシリーズには、燃費重視の“エコモード”が搭載されていますが、使い方次第でその効果には大きな差が出ます。

  • 平坦な道ではエコモード+EV優先
     モーターアシストと滑らかな回生によってEV走行が長く続き、燃費を伸ばせます。
  • 坂道や発進時にはノーマルモードへ切替
     ここで燃料消費を抑えつつも、必要な加速性能を維持できます。
  • 充電残量が十分あるときに併用すると効果倍増
     RX450h+では、充電後のエコモード使用が最も効果的です。

このようにシーンに応じてモード選択を最適化することで、日々の燃費は確実に改善できます。

ハイブリッドとガソリンどっちがいい?3つの視点で解説

ガソリンの種類による違いを確認する

まず押さえておきたいのは、レクサスRXシリーズのすべてのグレードが「ハイオクガソリン指定」であるという点です。RX350も、RX450h+も、そしてRX500hも例外ではなく、これにより高性能な燃焼が可能となっています。つまり、「レギュラーガソリンとの価格差」を燃費性能だけで埋められるかどうかは、ユーザーの使用スタイルによって大きく異なります。ハイオクは一般的にリッターあたり10〜15円程度高価ですが、その分、エンジン内部の爆発効率が高まり、パワーとトルクを安定して発揮しやすいのが利点です。RX500hのようなターボ付きハイブリッドでは、ハイオクの恩恵を受けやすく、燃焼効率を最大限に活かすことで、より滑らかな加速とレスポンスを実現します。一方で、通勤や買い物といった短距離移動が中心の場合、ハイオクのコスト差が気になる人もいるでしょう。この場合、EV走行が可能なRX450h+のようなプラグインハイブリッドを選べば、ガソリン消費自体を抑えることができ、結果的にハイオク指定のコスト負担を軽減することも可能です。したがって、ガソリンの種類だけで判断するのではなく、「どれだけ走るか」「どういう場面で使うか」といった生活スタイルを加味した判断が求められます。

RX450hのガソリン消費量を検証する

ここで、RX450h+(プラグインハイブリッド)におけるガソリンの消費実態についてもう少し詳しく見てみましょう。EV走行が可能なこのモデルは、電力が十分にある限りはガソリンを一切消費せずに走行できます。メーカー発表のEV走行距離は86km(WLTCモード)とされており、実際には70〜80km程度が目安と考えられます。通勤距離が片道20〜30km以内であれば、1週間の通勤すらガソリンを使わずに済む可能性もあるわけです。しかし、エンジンが作動するシーンでは、やはりガソリンの消費は発生します。例えば、長距離ドライブや高速道路での移動では、エンジンによる走行比率が高まり、燃費は一般的に15〜18km/L前後に落ち着く傾向があります。したがって、EVモードで走行できるかどうかが、ガソリン消費量を大きく左右します。家庭で充電ができる環境(例えばガレージに200Vコンセントを設置しているなど)であれば、その恩恵は非常に大きく、実質的なガソリン消費量は年間でもごくわずかに抑えられるでしょう。

比較まとめ:ハイブリッド vs ガソリンモデル

ここで、ハイブリッド(RX500h・RX450h+)とガソリンモデル(RX350)を以下の3つの視点から総合的に比較してみます。

① 燃費性能の視点
 ・RX450h+が最も優れており、次いでRX500h、RX350の順。
 ・日常利用が短距離中心であれば、EV走行可能なRX450h+が圧倒的に有利。

② 走行性能の視点
 ・RX500hはハイブリッドとターボの融合により、加速性能に優れる。
 ・RX350はダイレクトなガソリンエンジンのレスポンスが好評。

③ 維持費とライフスタイルの適合性
 ・RX450h+は充電環境がある人にとっては維持費が最も抑えやすい。
 ・RX350は初期費用を抑えたい層に人気で、シンプルな構造ゆえのメンテナンス性も魅力。
 ・RX500hは「走りも燃費も欲しい」という欲張りな層にピッタリのバランス型。

結果として、どのグレードも一長一短がありますが、「年間走行距離」「使用環境」「維持費へのこだわり」など、個々の価値観に応じた選び方が重要になります。

まとめ

レクサスRXシリーズは、高級SUV市場の中でも多彩なグレード展開と電動化技術により、多様なユーザーのニーズに応えることができるモデルです。今回焦点を当てた「RX500h」は、2.4Lターボエンジンとハイブリッドシステムを融合させた独自のパワートレインにより、スポーティさと燃費性能の両立を実現しています。燃料タンク容量は全グレード共通の67リットルですが、燃費性能の違いから航続距離には差が見られます。RX500hでは、理論上の航続距離が約938kmと、パワフルな走行性能を維持しながらも十分なロングドライブが可能な数値を誇っています。加えて、DIRECT4による高度な4WD制御や専用サスペンションの採用により、運転の楽しさも損なわれていません。一方で、実燃費は走行環境や運転スタイルに大きく左右されるため、カタログ値だけでなく、オーナーの声や使用状況を参考にすることが重要です。特に都市部での運用では燃費が10km/Lを下回るケースもある反面、高速走行時には14km/L前後を記録することも珍しくありません。「何を重視するか」がすべての答えになります。低燃費を最優先するならRX450h+、コスト重視ならRX350、そして走行性能と燃費のバランスを求めるならRX500h。このように、レクサスRXはどのモデルを選んでも高い完成度を誇る、まさに“高級SUVの基準”と言える一台です。購入を検討されている方は、自身のライフスタイルに最も合ったグレードを見極めることをおすすめします。

Follow me!

YouTubeチャンネルのお知らせ

本記事をお読みいただきありがとうございます。

本サイトは車関連の記事を投稿していますが、Youtubeでも投稿活動を行っています。興味のある方は是非、YouTubeチャンネルもご覧になってください。