レクサスUXのグレード

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レクサスUXは、プレミアムコンパクトSUVというカテゴリーでありながら、ラグジュアリーな装備や先進技術を惜しみなく投入したモデルです。日本市場のみならずグローバルでも高い人気を誇っています。UXには「UX200」「UX250h」「UX300h」そして電気自動車の「UX300e」と、個性豊かなグレード展開があります。それぞれのグレードは排気量やパワートレインの違いによって特徴が分かれており、ライフスタイルや価値観に応じてベストな一台を選ぶことができます。本記事では、レクサスUXの排気量やエンジンタイプごとの違い、ハイブリッドやEVモデルの選び方、全グレード比較、さらに中古車選びやおすすめグレードまで、徹底的に解説します。レクサスUXが気になる方、購入を検討されている方にとって「最適な一台」に出会うためのガイドとしてご活用ください。
レクサスUXの排気量の基本情報

レクサスUXの概要
レクサスUXは2018年にデビューしたコンパクトSUVで、ブランドの中ではエントリーモデルという位置づけです。とはいえ、エントリーといっても、走りや装備、質感、安全性能に至るまで、まさに「レクサスらしさ」が随所に詰め込まれています。UXの特徴を一言で表すならば、「高級感と実用性の絶妙なバランス」と言えるでしょう。街乗りに最適なサイズ感、アグレッシブなデザイン、そして先進的なインテリアが大きな魅力です。
【レクサスUXの概要ポイント】
- 全長4,495mm×全幅1,840mm×全高1,540mm(FFモデル基準)
- 5人乗りのコンパクトSUV
- 最新の予防安全パッケージ「Lexus Safety System +」を全グレード標準装備
- デジタルキーや大型モニターなど、上級装備も用意
このように、レクサスUXは都市部での取り回しの良さと上質な装備を両立させた、いわば「プレミアムコンパクトSUVの理想型」を体現しています。
排気量とエンジンタイプの全体像
レクサスUXは大きく分けて3つのパワートレインが存在します。まず、2.0L直列4気筒ガソリンエンジンを搭載する「UX200」。そして、同じく2.0Lエンジンに電気モーターを組み合わせた「UX250h/UX300h」のハイブリッド。さらに、バッテリー駆動の「UX300e」という電気自動車も設定されています。
【パワートレインごとの特徴】
- UX200:2.0Lガソリンエンジン/FFのみ
- UX250h/UX300h:2.0Lハイブリッドシステム/FFまたはE-Four(4WD)
- UX300e:電気自動車(EV)/FFのみ
排気量はガソリン・ハイブリッドともに「2.0L」で統一されていますが、エンジンの性格や加速フィール、静粛性、燃費性能に大きな違いが見られる点がポイントです。さらにUX300eについては「排気量」という概念がなく、モーター出力とバッテリー容量が重要なスペックとなります。
UX200は2Lガソリン!エンジン排気量と走り

UX200のエンジン性能
UX200は、レクサスUXの中で唯一、ガソリンエンジンのみを搭載するモデルです。搭載されているのは、2.0L直列4気筒ダイナミックフォースエンジン(型式:M20A-FKS)。このエンジンは、トヨタ・レクサスの新世代パワーユニットとして開発され、熱効率の向上と優れた燃焼制御技術を持っています。
【UX200の主なエンジンスペック】
- 排気量:1,987cc
- 最高出力:173PS(127kW)/6,600rpm
- 最大トルク:207Nm/4,800rpm
- トランスミッション:Direct Shift-CVT
- 駆動方式:FF(前輪駆動)のみ
この2.0Lエンジンは、日常の街乗りから高速道路での巡航までストレスなく対応できるバランスの良さが特徴です。とくに、アクセルを踏み込んだときの素直な加速感と、エンジン音の上質さはレクサスブランドならではのもの。CVTとの組み合わせもよく、変速ショックの少ない滑らかな走りを体感できます。また、燃費性能も優れており、WLTCモードで16.4km/L(FF)という数値を実現しています。ガソリンモデルながら経済性にも配慮されている点は、日常使いのユーザーにとって大きなメリットです。
おすすめグレードと特徴
UX200のグレード構成は「ベースグレード」「version C」「F SPORT」「version L」となっています。それぞれの特徴を簡単にまとめます。
【UX200の主なグレード】
- UX200(ベースグレード)
必要十分な装備と上質な内装を備え、コストパフォーマンス重視のユーザーにおすすめです。 - UX200 version C
衝突回避支援や快適装備が追加され、日常ユースに最適なバランスを実現しています。 - UX200 F SPORT
専用サスペンションやスポーティな内外装が特徴。走りを楽しみたい方にぴったりです。 - UX200 version L
本革シートや高級感ある加飾、先進の快適装備を搭載。ラグジュアリー志向の方に最適なグレードです。
UX200を選ぶメリットは、メカニズムがシンプルなガソリンエンジンのみのため、メンテナンス性や信頼性に優れている点です。また、ハイブリッド特有のバッテリー残量や制御を気にせず、純粋な「エンジン車」として運転する楽しさを味わうことができます。
【UX200のおすすめポイント】
- 運転操作が直感的で扱いやすい
- エンジン音や振動が少なく快適
- 維持費が比較的安価
- スポーティな走りを重視するユーザーに適している
一方、ハイブリッドモデルに比べると燃費や静粛性でやや劣る部分もありますが、シンプルさや「走る楽しさ」を優先したい方にはUX200が非常に魅力的な選択肢となるでしょう。
UX250h/UX300hはハイブリッド

ハイブリッドシステムの概要
UX250hとUX300hは、レクサスUXシリーズの中でハイブリッドシステムを搭載したグレードです。この両グレードは2.0L直列4気筒エンジン(M20A-FXS型)に、高効率なモーターを組み合わせており、レクサス独自の「Lexus Hybrid Drive」技術が活かされています。2023年にマイナーチェンジが施され、それまでのUX250hがUX300hに刷新されたことで、モーター出力や燃費性能も進化しました。
【主なスペック】
- 排気量:1,987cc
- システム最高出力:UX250h=184PS/UX300h=199PS
- 駆動方式:FFまたはE-Four(4WD)
- トランスミッション:電気式無段変速機(CVT)
このハイブリッドシステムは、エンジンとモーターがシームレスに切り替わるため、発進時や低速走行では電気モーターのみで静かに走行し、高速道路や坂道などパワーが必要な場面ではエンジンも加わり、スムーズな加速を実現します。モーター駆動によるレスポンスの良さと静粛性、さらには回生ブレーキによるエネルギー回収で高い燃費性能も発揮します。また、E-Fourモデルでは後輪にもモーターを搭載しているため、悪天候や雪道など滑りやすい路面でも安心してドライブできるのが特徴です。ハイブリッド特有の「エコな走り」と「安心感」を同時に楽しめるのが、UX250h/UX300hならではの魅力です。
ハイブリッドの選び方
ハイブリッドグレードは多様なユーザーニーズに対応できるため、どんな方にもおすすめしやすいモデルです。しかし、その中でも「どの仕様を選ぶか」は悩ましいポイントとなります。選び方のポイントを整理します。
【UX250h/UX300h選び方のポイント】
- 駆動方式で選ぶ
- FF(前輪駆動)は燃費重視で都市部や郊外の舗装路中心の方に最適です。
- E-Four(電動4WD)は雪道や悪路が多い地域の方、安定した走行性能を求める方におすすめです。
- グレードで選ぶ
- ベースグレードでも安全装備や先進機能が充実していますが、version Cやversion Lでは快適装備や上質なインテリアがさらに強化されています。
- 「F SPORT」グレードは専用サスペンションやスポーツシート、個性的な外装が魅力。走りとデザインを重視する方にぴったりです。
- 価格と燃費のバランス
- ハイブリッドモデルはガソリンモデルに比べ価格がやや高めですが、そのぶん燃費性能や静粛性、長期的な維持費で大きな差が生まれます。
- 実際のカタログ燃費は、UX250hで22.8~27.0km/L(WLTCモード)、UX300hではさらに向上しており、ガソリン代の節約効果も期待できます。
- 静粛性・上質感の体感
- ハイブリッドモデルは発進時・停車時にエンジンが停止し、ほぼ無音で走行できます。市街地の渋滞時でも静粛性と快適性が大きなメリットとなります。
UX250h/UX300hのハイブリッドは、普段使いから長距離ドライブまで幅広いシーンで活躍し、低燃費かつ快適な走りを実現します。「レクサスらしい静けさ」や「先進のハイブリッド体験」を求める方には、最もバランスの取れた選択肢と言えるでしょう。
電気自動車UX300eに「排気量」はあるのか?

モーター出力とバッテリー容量
レクサスUX300eは、UXシリーズ初のバッテリー電気自動車(BEV)として2020年に登場しました。従来のガソリンエンジンやハイブリッドシステムと異なり、UX300eには「排気量」という概念は存在しません。その代わり、モーター出力やバッテリー容量がパワートレインの主なスペックとなります。
【UX300eの主要スペック】
- フロントモーター:最高出力150kW(204PS)、最大トルク300Nm
- 駆動方式:FF(前輪駆動)
- バッテリー容量:54.4kWhリチウムイオンバッテリー
- 一充電航続距離:WLTCモードで367km(カタログ値)
UX300eのモーターは、瞬時に最大トルクを発揮できる特性を持っています。これにより、発進時や追い越し時のレスポンスが非常に優れており、滑らかでパワフルな走りを体感できます。ガソリンエンジンでは味わえない、電気自動車ならではのスムーズで静かな加速感は、多くのユーザーから高い評価を得ています。また、バッテリー容量54.4kWhという大容量バッテリーを搭載することで、1回の充電での航続距離も十分に確保。日常の通勤・買い物はもちろん、週末のドライブでも安心して利用できる実用性を持っています。充電については、急速充電(CHAdeMO規格)および普通充電(200V)に対応しており、自宅や商業施設、道の駅など多様な充電スポットでの充電が可能です。なお、充電時間は急速充電で約60分(80%まで)、普通充電では約7時間(フル充電)が目安となります。
EVの選び方・ポイント
UX300eのような電気自動車(EV)を選ぶ際には、ガソリン車やハイブリッド車とは異なるポイントに注目する必要があります。主な選び方・ポイントを整理します。
【UX300e選びのチェックポイント】
- 航続距離と使い方のバランス
- 1回の充電でどれだけ走れるか(航続距離)はEV選びの最大のポイントです。UX300eはカタログ値で367kmですが、実際の使用環境(エアコン使用、高速走行など)によって変動します。普段の移動範囲やライフスタイルに合わせて選ぶことが重要です。
- 充電インフラの状況
- 自宅で充電設備を設置できるかどうか、近隣に急速充電器があるかはEVを選ぶ上での重要なファクターです。長距離移動が多い方は、充電スポットのネットワークを事前に調べておきましょう。
- 走行性能と静粛性
- UX300eの最大の魅力は、電気モーターによる圧倒的な静粛性とスムーズな加速感です。試乗でその違いを体感してから購入を検討するのがおすすめです。
- 補助金や優遇制度の活用
- EVは国や自治体の補助金、減税、エコカー減税などの優遇措置が受けられることが多く、これらを活用することで実質的な購入費用を抑えることが可能です。
- メンテナンスの手軽さ
- EVはオイル交換やエンジン系の定期点検が不要なため、メンテナンスコストも低減できるメリットがあります。
UX300eは「レクサスらしい上質な内外装」と「先進EVの走り」を両立させた一台です。ガソリン車やハイブリッド車と異なるEVの新しいドライビング体験を味わいたい方、都市部での静かな移動や短距離通勤メインのユーザーには、特におすすめできるグレードと言えるでしょう。
レクサスUX全グレードエンジスペック比較

排気量・駆動方式・燃費・価格の比較
レクサスUXは「UX200」「UX250h」「UX300h」「UX300e」といったバリエーションが展開されていますが、それぞれのエンジンスペックや駆動方式、燃費、そして価格設定は大きく異なります。ここでは主要なグレードごとに、スペックを比較しながらその違いを明確にします。
【エンジンスペック・駆動方式比較表】
グレード | エンジン/モーター | 排気量 | 駆動方式 | システム出力 | 燃費(WLTC) | 価格帯(税込) |
UX200 | ガソリン | 1,987cc | FF | 173PS | 16.4km/L | 約400万円~510万円 |
UX250h | ハイブリッド | 1,987cc | FF/E-Four | 184PS | 22.8~27.0km/L | 約430万円~560万円 |
UX300h | ハイブリッド | 1,987cc | FF/E-Four | 199PS | 23.4~27.5km/L | 約440万円~570万円 |
UX300e | EV(電気自動車) | ― | FF | 204PS | ―(EVのため) | 約590万円~630万円 |
※上記価格帯は2025年7月時点の公式情報と実勢価格をもとに記載
【ポイント解説】
- 排気量はガソリン・ハイブリッドで共通の2.0Lですが、パワートレインによる出力や駆動方式、燃費に違いがあります。
- UX200はFF(前輪駆動)のみで、運転のシンプルさと維持費の安さが魅力です。
- UX250h/UX300hはE-Four(電動4WD)を選べるため、雪道や悪路でも安定感の高い走りが可能です。燃費はガソリン車に比べ大幅に優れます。
- UX300eは排気量の代わりにモーター出力・バッテリー容量が主要スペックとなり、航続距離や充電インフラが選ぶ際のポイントになります。
グレードごとの特徴
ここでは各グレードが持つ個性や、どんなユーザーにおすすめかを詳しく見ていきます。
【UX200】
- シンプルなガソリンモデルで、ランニングコストの安さやメンテナンス性がメリット。
- 走りの軽快さやエンジン車ならではのダイレクトな加速感を重視する人向け。
- 価格も控えめなので、レクサスのエントリーモデルとして初めての方におすすめ。
【UX250h/UX300h】
- 高い燃費性能と静粛性、低速域でのスムーズな走りが魅力のハイブリッドモデル。
- FFとE-Fourの2種類が選択可能。雪国や郊外での安定走行を求めるならE-Fourが最適。
- version C、F SPORT、version Lなど多彩なグレードがあり、装備やデザインで選べる幅が広い。
- ファミリー層や長距離移動が多い方にも最適。
【UX300e】
- EVならではの滑らかな加速と静けさが特徴。環境意識の高いユーザーや都市部中心の利用におすすめ。
- 航続距離や充電設備の有無が重要な選択基準となる。
- 税制優遇や補助金の利用も可能なため、実質コストが抑えやすい。
【まとめポイント】
- グレードごとに「燃費・走り・装備・コスト」のバランスが異なるため、用途やライフスタイルに応じた選択が重要です。
- レクサスUXは各パワートレインごとに個性が際立っているため、「自分に合った一台」を探す楽しみがあります。
排気量で変わるU!税金・燃費・走行性能のポイント

排気量で変わる自動車税と維持費
レクサスUXの購入を検討する際、意外と見落としがちなのが「排気量による税金や維持費の違い」です。特にガソリン車とハイブリッド車では自動車税の負担が同じ一方、EV(電気自動車)では優遇措置が設けられるケースもあり、維持費を抑えたい方には注目すべきポイントとなります。
【自動車税の基本】
- レクサスUX200/UX250h/UX300h(2.0L)は、自家用乗用車 1.5L超~2.0L以下の区分に該当し、年間の自動車税(種別割)はおよそ39,500円(2025年現在、地方自治体により若干差あり)です。
- UX300e(電気自動車)はエンジンを搭載しないため、「自動車税」は同じく39,500円ですが、グリーン化特例などの減税・免税措置を受けられる場合があります。
- 新車登録時の「環境性能割」や「重量税」も、ハイブリッドやEVの場合は優遇対象となります。
【維持費で比較した場合】
- ハイブリッド車やEVはエンジンオイル交換、排気系のメンテナンスが不要・または少ないため、日常メンテナンス費用が抑えられます。
- 一方で、ハイブリッド車は駆動用バッテリーなどの高額パーツの交換時期・コストも頭に入れておく必要があります。
- EV(UX300e)はガソリン代が不要となり、家庭用電源による充電でランニングコストが大幅に削減できるケースもあります。
このように、排気量そのものによる税額はグレード間で大きく変わりませんが、パワートレインごとに維持費や補助金の恩恵が異なるため、トータルコストを事前にシミュレーションしておくことが大切です。
運転フィール(加速・静かさ)
排気量やパワートレインの違いは、日常の運転フィールにも明確な差となって現れます。ここではUX各グレードごとの「走りの違い」に注目します。
【UX200(ガソリン車)】
- エンジンの回転フィールがダイレクトで、自然吸気らしいリニアな加速感が特徴です。
- ガソリン車独特のエンジン音と振動を楽しみたいユーザーに向いています。
- CVTによる滑らかな変速と、意外なほどの静粛性もポイントです。
【UX250h/UX300h(ハイブリッド車)】
- 発進時や低速走行時はモーターのみで走るため、ほぼ無音で滑らかな走りが楽しめます。
- アクセルを強く踏み込んだ際はエンジンが始動しますが、切り替えは非常にスムーズ。
- 回生ブレーキの効き方や「エコな走り」ができる点もハイブリッド車ならではの特徴です。
【UX300e(EV)】
- 電気モーターによる瞬時の最大トルクで、どの速度域からでもキビキビと加速します。
- エンジン音がまったくないため、圧倒的な静粛性を体験できます。
- ワンペダルドライブ機能など、EV独自のドライビング体験が可能です。
このように、排気量だけでなく、パワートレインごとのフィールの違いがUXの個性を形作っています。試乗時にはぜひこの「走りの違い」をじっくり体感することをおすすめします。
専門家の評価・マイナーチェンジの進化点
レクサスUXはデビュー以来、幾度かのマイナーチェンジを経て、走行性能や装備、安全性が着実に進化してきました。自動車専門家やモータージャーナリストの評価も高く、特に「乗り心地」「静粛性」「先進の安全装備」の分野で高評価を獲得しています。
【主なマイナーチェンジの進化点】
- ハイブリッドモデル(UX300h)への進化によるシステム出力・燃費向上
- インフォテインメントシステムや安全支援装備の刷新
- サスペンションやボディ剛性の強化による乗り心地・ハンドリング性能の向上
- EVモデル(UX300e)の追加による商品ラインナップの拡充
とくに最新モデルでは、静粛性・乗り心地の向上や先進安全技術の全グレード標準化など、競合他社のコンパクトSUVをリードする内容となっています。レクサスUXは、排気量やパワートレインの違いだけでなく、マイナーチェンジごとの進化にも注目したい一台です。
中古車選びのコツ

年式ごとの違いと装備
レクサスUXの中古車市場は年々活況を増しています。新車価格が比較的高いレクサスですが、中古車市場では手の届きやすい価格帯に落ち着いてきており、選択肢も豊富です。年式による装備や仕様の違いを知ることが、中古UXを賢く選ぶ第一歩となります。
【主な年式ごとの違いと進化点】
- 2018年~初期型
UXシリーズ初登場。基本的な装備や安全技術は充実していますが、インフォテインメント系は後期型に比べるとやや旧型です。 - 2021年頃~一部改良モデル
ナビゲーションやディスプレイ、コネクティッドサービスの進化、安全装備の一部強化が図られました。 - 2023年~マイナーチェンジモデル
UX300hへの名称変更やパワートレインのアップデート、大型ディスプレイ標準化、安全装備の全グレード標準化など、商品力が一段と向上しました。
このように、新しい年式ほど装備や安全性が強化されている傾向があります。中古車を選ぶ際は「自分が求める機能が搭載されているか」を事前に確認することが重要です。特にナビのサイズやスマートデバイス対応、先進安全装備の内容は見落としがちなので、チェックリスト化して検討すると良いでしょう。
ハイブリッドのバッテリー注意点
ハイブリッド車(UX250h/UX300h)を中古で選ぶ場合、最大の関心事が「駆動用バッテリーの状態」です。バッテリーは消耗品であり、長年使用された車両は劣化が進んでいる場合もあります。
【バッテリー選びのポイント】
- 保証期間を確認
レクサスのハイブリッド車は新車登録から5年または10万kmのバッテリー保証が設定されています(車両・地域により異なる)。保証期間内の車両であれば万一の際も安心です。 - 点検記録簿や整備履歴の有無
定期点検やバッテリー診断が記録されているか確認しましょう。 - 充電回数や走行距離
年式が新しく、走行距離が少ない車両ほどバッテリー劣化のリスクは低くなります。 - ディーラーでの点検依頼
購入前に認定中古車店やディーラーでバッテリー診断を受けられるか確認するのが理想的です。
バッテリー交換費用は高額となるため、購入前のチェックは必須です。安心して長く乗るためにも、バッテリー関連の情報収集は怠らないようにしましょう。
認定中古車のメリット
レクサスUXを中古で購入する場合、「レクサス認定中古車(CPO)」の活用がおすすめです。CPOとは、一定基準を満たした良質な中古車をメーカー系ディーラーが厳選・再整備し、独自の保証を付与して販売するサービスです。
【認定中古車の主なメリット】
- メーカー保証の継承・延長が可能
一定期間または一定走行距離まで、主要部品・ハイブリッドシステム・バッテリーなどが保証されます。 - 納車前点検・整備が徹底されている
約60~90項目にも及ぶ点検・整備が実施されるため、納車直後のトラブルリスクが低いです。 - 高品質な車両のみが対象
修復歴車や事故歴車、過度な改造車は認定中古車の対象外。コンディションの良い車両のみがラインナップされています。 - 残価設定型ローンやアフターサービスも充実
購入後も手厚いサポートを受けることができます。
とくにレクサスブランドにおいては「信頼性」や「アフターサービスの質」が重視されるため、初めてレクサス車を購入する方や長く安心して乗りたい方には、CPOの利用価値は非常に高いと言えるでしょう。
あなたに最適な一台は?おすすめグレードと選び方3ステップ

人気「F SPORT」グレードの特徴
レクサスUXの中でも特に高い人気を誇るのが「F SPORT」グレードです。スポーティなデザインと専用チューニングの足回りを両立し、「走り」と「個性」を求めるユーザーに強く支持されています。
【F SPORTグレードの主な特徴】
- 専用フロントグリル・バンパー
ダークメッキやメッシュパターンなど、通常グレードとは一線を画す精悍なエクステリアデザイン。 - スポーツシート・専用インテリア
体をしっかりとサポートするスポーツシートやアルミペダル、専用ステアリングなど、コックピットも特別感あふれる仕様です。 - 専用サスペンション&AVS(アダプティブ・バリアブル・サスペンション)
路面状況や走行シーンに応じて減衰力を自動調整。しなやかな乗り心地とコーナリング性能を両立しています。 - F SPORT専用カラーやホイール
より個性的な外観を演出する専用カラーやデザインホイールが選択可能です。
F SPORTは、UX200、UX250h/UX300hともに設定されているため、パワートレインや走りの個性も選ぶことができます。見た目だけでなく、実際のハンドリングや走行性能にもこだわりたい方におすすめです。
試乗時のチェックポイント
実際にUXを選ぶ際には、必ず「試乗」をして自分の感覚と合うかを確認することが重要です。試乗でチェックしたいポイントをまとめます。
【UX試乗時の主なチェックポイント】
- 発進・加速感の違い
ガソリン、ハイブリッド、EVそれぞれで加速の滑らかさやレスポンス、静粛性を体感しましょう。 - 乗り心地・ハンドリング
F SPORTのサスペンションの硬さや、version Lのしなやかさなど、乗り心地の違いを比較することが大切です。 - インテリアの質感と装備
本革シートやディスプレイの操作性、荷室スペースなど、普段の使い勝手も要チェックポイントです。 - 安全装備・運転支援機能の操作感
レーンキープアシストやアダプティブクルーズコントロールなどの先進装備を実際に操作し、直感的に使えるか確かめましょう。
グレード選び3ステップ
自分にぴったりのUXを選ぶための3ステップをご紹介します。
STEP1:使い方を明確にする
→ 主に通勤や買い物など街乗り中心か、ロングドライブやレジャー用途が多いかを考えましょう。
STEP2:パワートレインを選ぶ
→ 燃費重視・静粛性ならハイブリッド、加速感や維持費重視ならガソリン、先進性やEV体験ならUX300eがおすすめです。
STEP3:グレード・装備を決める
→ デザイン・走りの個性を求めるならF SPORT、上質な装備や快適性を重視するならversion L、コストパフォーマンスならベースグレードやversion Cを選びましょう。この3ステップで絞り込むことで、後悔のないUX選びが可能になります。レクサスUXはグレードごとに「明確な個性」があるため、じっくり比較検討して自分に合った一台を見つけてください。
UX200とUX250h/UX300h、どっちを選ぶ?特徴を整理

燃費・加速・価格で比較
レクサスUXを検討する際、最も多くのユーザーが悩むのが「ガソリンモデル(UX200)」と「ハイブリッドモデル(UX250h/UX300h)」のどちらを選ぶかという点です。それぞれのメリット・デメリットを燃費、加速、価格という3つの観点で整理します。
【燃費の違い】
- UX200はガソリンエンジンのみを搭載しており、WLTCモード燃費は約16.4km/Lです。
- UX250hはシステム最高出力184PS、UX300hは199PSを誇り、いずれもハイブリッドシステムを採用しているため、WLTCモード燃費は22.8~27.5km/Lと大幅に向上しています。
- 年間走行距離が多い方、ガソリン代の節約を重視したい方は、ハイブリッドモデルのほうが長期的にメリットを感じやすいです。
【加速・走行性能の違い】
- UX200は2.0Lガソリンエンジンによるリニアな加速感と、軽快なハンドリングが魅力です。走りを純粋に楽しみたい方にはおすすめ。
- UX250h/UX300hは、電気モーターによる瞬時のトルク発生とエンジンのバランスで、発進時や街乗りでは圧倒的な静粛性とスムーズな加速を実現します。特に市街地や渋滞時はハイブリッドの恩恵を大きく感じられます。
【価格の違い】
- UX200は比較的価格が抑えられており、初めてレクサスを選ぶ方やコストパフォーマンスを重視する方に適しています。
- UX250h/UX300hは装備や燃費性能の分、UX200よりも価格は高くなりますが、税制優遇やガソリン代の節約を考慮すると、トータルで見ると魅力的な選択肢になります。
5年後のリセールバリュー
自動車購入時に見逃せないのが「リセールバリュー(将来売却時の価値)」です。レクサスUXはブランド力もあり、一般的にリセールバリューは高めですが、モデルによる違いがあります。
【リセールバリューの傾向】
- ハイブリッドモデル(UX250h/UX300h)は、燃費性能と環境性能から中古車市場でも人気が高く、リセールバリューが安定しています。
- UX200も悪くありませんが、近年のエコカー需要拡大や税制優遇の観点から、ややハイブリッドのほうが高値での売却が期待できる傾向にあります。
- 特にE-Four(4WD)仕様やF SPORTなど人気グレード・仕様は、リセールバリューも上乗せされやすいです。
ただし、リセールバリューは市場動向や新型モデルの発表、中古車需要によって変動するため、「絶対にどちらが高い」とは言い切れません。自分のライフスタイルや使用年数、売却タイミングもあわせて考慮しましょう。
ライバル車との比較
レクサスUXの直接的なライバル車種としては、メルセデス・ベンツGLA、BMW X1、アウディQ3、ボルボXC40など、欧州プレミアムコンパクトSUVが挙げられます。それぞれの特徴を簡単に比較します。
【主なライバル車比較】
- メルセデス・ベンツGLA:高い安全性能と先進装備、洗練されたインテリアが魅力。ディーゼルやプラグインハイブリッドも選択可能。
- BMW X1:スポーティな走りと広い荷室、ドライバーズカーとしての満足感が高いモデル。
- アウディQ3:先進デジタルコクピットと高い静粛性、上質なインテリアで人気。
- ボルボXC40:安全技術と北欧デザインが特徴。PHEVやEVモデルもラインナップ。
レクサスUXは日本車ならではの高品質な内装や静粛性、圧倒的な信頼性とブランドイメージで差別化されています。また、アフターサービスの手厚さや、国産車らしいコストパフォーマンスも大きな魅力です。欧州車の個性やデザインに惹かれる方も多いですが、信頼性や維持費、リセールバリューまで総合的に考えたい方にはUXが非常にバランスの良い選択肢となるでしょう。
まとめ

レクサスUXの魅力総まとめ
レクサスUXは、コンパクトSUVの枠を超えた高い質感と先進性を持つプレミアムモデルです。ガソリン、ハイブリッド、電気自動車(EV)という豊富なパワートレインに加え、各グレードごとに明確な個性が用意されているため、多様なニーズに応えてくれます。
【レクサスUXの主な魅力】
- 上質な内外装デザインと高い静粛性
コンパクトながら、細部にまでレクサスのクラフトマンシップが息づいています。インテリアの質感や静かな室内空間は、長距離ドライブでも疲れにくい設計です。 - 多彩なパワートレイン
走りや維持費、静粛性を重視する方にはハイブリッド、先進的なEV体験を味わいたい方にはUX300e、ダイレクトな加速感やメンテナンス性を重視する方にはUX200が最適です。 - 最新の安全装備と先進技術
Lexus Safety System+をはじめ、全車標準の先進安全装備、充実したコネクティッド機能が日常の安心感と快適性を支えます。 - 豊富なグレード展開と選択肢
F SPORTやversion Lなど、個性やライフスタイルに合わせて最適な一台が見つかります。
レクサスUXは、プレミアムSUVを初めて選ぶ方にも、レクサスオーナー歴の長い方にも、自信を持っておすすめできる一台です。
最適な一台を選ぶためのヒント
最後にレクサスUXを選ぶ際に押さえておきたいポイントを再度まとめます。
【UX選びのヒント】
- 用途とライフスタイルに合わせたパワートレイン選び
- 都市部の街乗りや日常使いが中心ならハイブリッドやEV
- 走りの楽しさやコスト重視ならガソリン
- 先進性・環境性能重視ならEV
- グレードごとの装備やデザインも要チェック
- F SPORTのスポーティさ、version Lの上質感など、好みやこだわりで選択
- 試乗・比較を通じて納得の一台を
- 実際に見て、乗って、違いを体感することで、後悔のない選択ができます
- 中古車検討時は年式・装備・バッテリー保証を確認
- 認定中古車(CPO)やディーラーのサポートも積極的に活用
レクサスUXは「上質な毎日」をもたらしてくれるコンパクトSUVです。ぜひ、自分だけの一台を見つけて、レクサスならではの上質なカーライフを楽しんでください。
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