【ランボルギーニの右ハンドルはダサい】世間の勝手な意見に振り回されるな

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ランボルギーニは誰もが知るスーパーカーであり、車好きの憧れです。海外車と国産車の違いのひとつにハンドルの左右の位置がありますが、ランボルギーニにも右ハンドルと左ハンドルが存在します。このハンドル位置をめぐって「右ハンドルはダサい」と言われるのですが、なぜなのでしょうか?今回はその疑問にお答えします。

左ハンドル至上主義と右ハンドルの実態

日本での輸入車イメージ

日本では長らく輸入車=左ハンドルが「本物」というイメージがありました。特に1990年代以前の輸入車は、右ハンドル仕様がほとんど存在しなかったため、左ハンドルを操ることがステータスとされてきました。しかし、右側通行の日本において左ハンドル車は運転が不便な場合も多く、駐車券や料金所での扱いに苦労するシーンがよく見られました。この「不便を楽しむ姿勢」が逆にカッコ良いとされた背景があります。

右ハンドル導入の歴史

ランボルギーニが公式に右ハンドル車を用意し始めたのは、ディアブロ後期型やムルシエラゴ以降からです。これ以前は左ハンドルのみが製造されており、極わずかに英国向け右ハンドルがコンバージョンされました。現在ではウラカン、アヴェンタドール、ウルス、レヴエルトなど主要モデルで右ハンドル仕様が用意され、正規ディーラーで容易に購入できます。特に日本市場向けには右ハンドル需要が高く、メーカーも開発段階から右ハンドルを念頭に設計しています。

社会的評価とオーナーの声

ダサいと言われる理由

インターネットやSNSでは「右ハンドルのランボルギーニはダサい」との声も見受けられます。その主な理由は、本場イタリア仕様にこだわる人が「左ハンドルこそオリジナル」と考え、右ハンドルにすると価値が下がると誤解しているためです。しかし実際には日本向け正規モデルの多くが右ハンドルで出荷され、同じ仕様の世界的な市場が形成されています。左ハンドルが特別だったのは過去の話であり、今は実用性を考慮して右ハンドルを選ぶ人が増えています。

実用性と安全性の評価

右ハンドルは日本の道路事情に適しており、車両感覚が取りやすいメリットがあります。コインパーキングや料金所で窓を開けて支払いをする際も、助手席側に移動する必要がありません。近年のランボルギーニはステアリング位置の変更に伴う剛性低下を防ぐため、左右共通の強固なボディ構造を採用しており、運動性能への影響はほとんどありません。このため安全性やドライビングフィールに関して左右差はなく、右ハンドルが劣るという先入観は過去のものになりつつあります。

モデル別の右ハンドル事情

現行モデルの標準装備

ウラカン、アヴェンタドール、ウルス、レヴエルトといった現行モデルでは右ハンドル仕様が標準で選択でき、特に日本の正規ディーラーでは右ハンドルが主流となっています。ウルスはSUVという性格もあり、右ハンドルの需要が高いため国内在庫の大部分が右ハンドルです。アヴェンタドールやレヴエルトも、ペダル配置や視界を日本向けに最適化しており、左ハンドルに比べて違和感はありません。

過去モデルの希少性

1970年代のカウンタックや1980年代のディアブロには右ハンドルがほとんど存在せず、特別注文で数台のみ製作された例があります。そのため、旧車市場では右ハンドルのほうが希少性が高く、オークションでプレミア価格が付くこともあります。逆に欧州では左ハンドルが一般的なため、古いモデルを輸入する際は左ハンドルが多数派となります。このように、モデルや市場によって価値の評価は変わります。

再販価値と購入のポイント

国内市場の評価

ランボルギーニを国内で売却する際、右ハンドルだからといって価値が下がることはなく、むしろ需要が高いことから左ハンドルより高値で取引されるケースもあります。例えば、右ハンドルのウラカン テクニカが4,000万〜5,000万円で取引され、アヴェンタドールやウルスも高値安定となっています。左ハンドルが好まれるのは、希少な限定車や海外のコレクターが多いクラシックモデルの場合であり、現代モデルは右ハンドルが有利です。

バイヤーズガイド

中古車市場でランボルギーニを購入する際は、ステアリング位置よりも車両の状態やメンテナンス履歴が重要です。定期点検記録があり、事故歴の無い個体を選ぶことが再販価値を高めます。また、輸入車保証や正規ディーラーによる整備を受けている車両は安心感があります。右ハンドル・左ハンドルそれぞれのメリットを理解した上で、自分の用途に合う仕様を選びましょう。

【最後に】実用性と個性の調和

ランボルギーニの右ハンドルが「ダサい」という評価は過去のイメージに過ぎず、現在では実用性の高さから多くのオーナーに支持されています。モデルによっては右ハンドルのほうがリセールバリューが高く、購入後の満足度も高い傾向にあります。大切なのは自分の生活環境や価値観に合った仕様を選ぶことであり、ハンドル位置にとらわれない柔軟な視点が求められます。ランボルギーニを通じて自分らしいライフスタイルを楽しんでください。

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