【ディフェンダーのリセール崩壊】ランドローバーの名車をグレード別残価率で読み解く真実
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ランドローバー・ディフェンダーは、日本の輸入SUVの中でも「リセールが強い車」として知られてきました。一方で、ここ1〜2年は「相場崩壊」「高値で買ったのにガッツリ値落ちした」といった声も聞こえます。実際のオークションデータや買取相場を丁寧に追っていくと、「全体が崩壊した」というよりも、グレード・仕様による二極化が進んでいるのが実態です。この記事では、中古車査定士や買取業者の公開データをベースにしつつ、筆者なりの考察も交えながら、ディフェンダーのリセールの「今」と「選び方のコツ」を解説していきます。
ディフェンダーのリセール「崩壊説」の真相
平均残価率109%という意外な実態
中古車査定士がまとめたオークションデータによると、2年落ち現行ディフェンダー(L663型)の平均残価率は109%、過去モデルLD系でも95%という数字が出ています。(CPLUS web)残価率とは「買取相場 ÷ 新車価格 ×100」で、100%を超えれば“新車価格以上で売れている”ということです。5年経過時の車種別ランキングでも、ディフェンダーは89.2%でランドローバー全車中トップというデータがあり、輸入SUVとしては異例の高水準です。(UcarPAC)つまり、「ディフェンダーはリセールが崩壊した」というイメージとは裏腹に、統計として見れば依然としてかなり強い部類に入ります。むしろ、国産車でも一握りの高リセール車にしか届かないレンジにいる、と考えてよいでしょう。
「リセール崩壊」と言われた背景と市場の誤解
ではなぜ、ネット上では「崩壊」という言葉が独り歩きしてしまったのでしょうか。主な背景は以下のようなものです。(車歴ドットコム)
- 新車価格の急上昇と円安で、「買値が上がりすぎた」
- 2023年以降、残クレ満了車やキャンセル車が一気に市場へ流入し、一時的に在庫がだぶついた
- 奇抜なカラーや“素仕様”など、人気の出にくい個体が相場全体を押し下げて見えてしまった
この結果、「値落ちした個体の口コミ」が拡散され、「全部ダメになった」と誤解されがちになりました。実際には、仕様をきちんと選んでいるオーナーの車は、今でも高値で取引されているケースが少なくありません。
110Sディーゼルが126%を記録した理由
現行型の中でも象徴的なのが「110S(ディーゼル)」です。オークションデータでは、新車価格約754万円に対して平均買取額約950万円、残価率126%という“新車超え”を記録しています。(CPLUS web)この数字を支えている要因は、おおまかに言うと次の3点です。
- D300系ディーゼルの力強いトルクと燃費
- 110の5ドアボディによる、ファミリーからアウトドアまでこなせる汎用性
- ディーゼルエンジンが2026年までに段階的に廃止される方向である、というJLRの電動化方針による“将来の希少化期待”(Car Watch)
特に「欲しい人はいるのに、新車でD300をもう選びにくくなるかもしれない」という空気感が、低走行・高年式の110Sディーゼルにプレミアを生んでいると考えられます。
グレード別で見る残価率と価格推移
90シリーズと110シリーズのリセール比較
グレード別の残価率を見ると、3ドアの90シリーズは、90S/90SEともに概ね101%前後と非常に高い水準を維持しています。(CPLUS web)一方で5ドアの110シリーズは、家族利用やアウトドア用途での需要が高く、日本市場ではより“王道の選択肢”として認知されています。そのため、グレード全体の平均残価率は110の方がやや高く、110Sガソリンでも104%、110SEガソリンで108%と、こちらも新車価格を上回る水準が確認されています。(CPLUS web)
実務的に見ると、
- 都市部で趣味優先なら90
- ファミリーや荷物を積む使い方を想定するなら110
という棲み分けになっており、中古相場もこのニーズの違いを反映する形で推移している印象です。
ガソリンモデルとディーゼルモデルの差
現行ディフェンダーでは、同じ110でもガソリンとディーゼルで残価率に差が出ています。ガソリンの110S/110SEが104〜108%なのに対し、110Sディーゼルは126%、110Xディーゼルも116%と突出。(CPLUS web)
背景には
- 低回転域からのトルクの太さ
- 長距離・高速巡行での燃費の良さ
- ディーゼル廃止方針(2026年までにディーゼルを段階的に終了)による将来的な希少性(Car Watch)
といった要素があります。ガソリン車が決して悪いわけではなく、「ディーゼルにプレミアが付きやすい」という理解が近いです。
過去モデル(旧型ディフェンダー)の残価率データ
旧型のLD系ディフェンダーも、データ上は非常に強いリセールを示しています。代表的なグレードでは、
- 90SW:残価率97%
- 110SE:98%
- 110SW:104%
といった数字が並び、車齢を考えると異常なレベルです。(CPLUS web)平均すると約95%/400万円前後が目安とされており、走行距離の少ない個体や6速MTの並行車などはオークションで1000万円を超える事例も報告されています。(CPLUS web)ここから言えるのは、ディフェンダーという車種そのものが、「古くなっても価値がゼロに近づきにくい稀有なモデル」であるということです。
オプション装備が価格に与える影響
現行ディフェンダーはオプションが非常に多彩で、パノラミックルーフだけで30万円超といった高額装備も珍しくありません。(CPLUS web)一方で、中古査定で評価される装備はある程度“傾向”が見えてきています。
高評価されやすい装備
- パノラミックルーフ/サンルーフ
- 電子制御エアサスペンション
- 360度カメラやクリアサイトビューミラー
- レザーシート+シートヒーター
- ドライバーアシスト系パッケージ
逆に評価が伸びにくいもの
- 過度な大径ホイールや極端なオフロードタイヤ
- 内外装の派手なカスタム
これは他車種でも共通しますが、「多くの人が欲しがる快適・安全装備」はプラス、「好みが分かれすぎる装備」はマイナスに働きやすい、という基本ルールはディフェンダーにも当てはまります。
リセールが下落した4つの要因
① 新車価格高騰と円安のダブルパンチ
ディフェンダーはモデルチェンジとともに高級化が進み、D300やP400といった中核グレードでも700万〜800万円台、110X D300などは1000万円超えの世界に入りました。そこに2022年以降の急激な円安と原材料高が重なり、「当初よりかなり高い金額で契約した」ユーザーが増加。
結果として、
- 新車の“仕入れ値”が上がりすぎた
- 3年後に少し下がっただけでも「大暴落した」と感じてしまう
という心理的ギャップが、「崩壊」という言葉を生み出した面は否めません。
② 中古市場の在庫急増と需給バランスの崩れ
2023年前後から、中古車サイトやオークションにディフェンダーの出品台数が一気に増えました。主な要因は、(車歴ドットコム)
- 長納期時代に“とりあえず注文”された車のキャンセル分
- 残価設定ローンの満了による戻り車
- 新車乗り換えサイクルが短いユーザーの乗り換え加速
などです。需要は高いものの、供給がそれ以上に増えた局面では、どうしても買取価格は下ぶれします。このタイミングで売却したオーナーの体験談だけを見ると、「崩壊した」という印象が強く残るのも理解できます。
③ 残価設定ローン終了車の市場流入
2020〜2021年にかけて契約されたディフェンダーの3年残価設定ローンが一斉に満了し、同じタイミングで市場に戻ってきたことも相場を押し下げた要因です。(車歴ドットコム)残価ローンは「満了時に返却する」ユーザーが多いほど、中古市場の供給側に偏ります。逆に、乗り続けるユーザーが多ければ台数は絞られ、相場は高止まりしやすい。ディフェンダーの場合は、人気の高さゆえにローン利用率も高く、その反動がまとめて出てしまった形です。
④ カラー・装備の選択ミスによるリセール低下
最後に見落とされがちなのが、「仕様の選び方そのもの」です。ボディカラーでは、フジホワイトやサントリーニブラック、グレー系といった定番色が高く評価される一方、イエローや個性的なブルー・グリーン系は好みが分かれやすく、同条件でも20〜40万円ほど安く販売されている例が報告されています。(夢のような車のある暮らし|ラグジュアリードリーム)
オプションも、
- 何も付けていない“素仕様”
- 逆にニッチなカスタムを盛り込みすぎた個体
はどちらもリセール面では不利です。中古車は「次のオーナーがイメージしやすい、バランスの良い仕様」が好まれるため、購入時の選択ミスが数年後の査定に跳ね返ってきたケースが、崩壊イメージを強めたと言えます。
リセールが高いグレードと低いグレードの違い
高リセールモデル:110Sディーゼル・110X D300
現時点で明確にリセールが強いのは、3.0Lディーゼルを搭載した「110S(ディーゼル)」と「110X D300」系です。110Sディーゼルは残価率126%、110Xディーゼルも116%と、新車価格を大きく上回るデータが確認されています。(CPLUS web)
これらのグレードは、
- 3.0L 直6ディーゼル(D300)の余裕あるトルク
- 7人乗りも選べる110ボディの実用性
- Xグレードではエアサスや上級オーディオなど豪華装備を標準化
といった要素を兼ね備え、「高いけれど内容も充実している」バランス型の仕様です。新車時に予算さえ許せば、“買って損しにくい”安全パイといえるポジションでしょう。
低リセールモデル:D200・P300の特徴
一方で、データ上リセールが伸びにくいとされるのがD200やP300といったエントリー系グレードです。市場分析では、D200ベースグレードが50〜55%台の残価にとどまるケースが指摘されています。(車歴ドットコム)
理由はシンプルで、
- 「せっかくディフェンダーに乗るなら、上のグレードが欲しい」というニーズ
- 装備・パワーともに中上級グレードと比較されやすい立ち位置
にあると考えられます。新車価格は抑えられているものの、中古で探すユーザーから見ると、「あと少し予算を足してD300系に行きたい」と思われてしまいがちで、結果として査定も控えめになりやすいのです。
ディーゼルモデルの生産終了とプレミア化現象
JLRは「2026年までにディーゼルエンジンを段階的に廃止する」方針を公表しており、ランドローバー各モデルも今後は電動化シフトが加速します。(Car Watch)
この流れのなかで、
- 最後期のD300搭載車
- 日本限定仕様や特別仕様車(COUNTYパックなど)(motor-fan.jp)
は、将来的に“内燃機関ディフェンダーの完成形”としてプレミア化する可能性があります。もちろん、実際の相場は世界経済やEV普及ペースにも左右されますが、「良い個体を長く大切に乗る」前提なら、ディーゼル×110ボディは資産性を意識した選択になり得ます。
高額仕様が中古市場で支持される理由
一見すると1,000万円級のXグレードやフルオプション車は、「中古では重いのでは?」と思われがちです。しかし実際には、
- 高年式・低走行の高額仕様が60%前後の残価を維持しているケースもあり、
- ブラックやホワイトなど定番カラー+サンルーフ+エアサス装備車は、国内外ともに需要が高い
といった傾向が見られます。
理由はシンプルで、「せっかく中古で買うなら、装備が充実した個体を選びたい」というニーズが強いからです。ベースグレード+最小限のオプションよりも、“全部入りに近い仕様”の方が再販しやすく、業者側も強気で仕入れやすいというわけです。
高額査定で売却するための実践的な方法
人気カラーと高評価オプションの選び方
リセール視点で見ると、ボディカラーはフジホワイト、サントリーニブラック、グレー系が鉄板です。国内外で人気が高く、買取店や輸出業者も在庫リスクを取りやすいため、査定にプラスに働きます。オプションは、次のような装備が“費用対効果の良い投資”になりやすいです。
プラス評価されやすい
- パノラミックルーフ/スライディングサンルーフ
- 電子制御エアサスペンション
- 360度カメラ・クリアサイトビューミラー
- レザーシート+シートヒーター
- ドライバーアシストパック(ACC、LKAなど)
好みが分かれ要注意
- 大径ホイール+オフロードタイヤ専用仕様
- 内外装の派手なラッピングや社外パーツ
「自分が欲しい装備」と「次のオーナーが欲しそうな装備」の重なりを意識すると、数年後のリセールに効いてきます。
高く売るためのタイミングと準備
一般的に、多くの車は3〜5年落ち・走行5万km以下で最もバランスよく売れると言われます。
ディフェンダーのような高額輸入SUVでも、
- 走行距離が伸びすぎる前(目安5万km未満)
- 車検前後のタイミング
- モデルチェンジや大幅改良が入る前
を意識すると、査定が下がりにくくなります。また、売却前に
- 室内清掃・簡単な外装メンテ
- メンテナンスノート/点検記録簿の準備
- 純正パーツ(ホイール、マフラーなど)の付属
を整えておくことで、査定士に“丁寧に乗られてきた個体”という印象を与えやすくなります。整備記録やディーラー印の点検記録簿は、査定基準上でもプラス加点対象であることが明言されています。
査定を下げる失敗パターンと回避法
ディフェンダーでよく見かける“もったいないパターン”は、例えば次のようなものです。
- 社外リフトアップや過激なオフロードタイヤで日常使いがしにくく見える仕様
- 事故修復歴や板金跡が分かりやすいのに、説明が曖昧
- 純正ホイール・純正マフラーを処分してしまい、戻せない
- 車内の臭い(タバコ・ペット等)対策をしないまま査定に出す
これらは、車のコンディションそのもの以上に「売りにくい個体」という印象を与えてしまいます。逆に言えば、
- できるだけ純正に戻す
- 修復歴は正直に申告しつつ、整備記録でフォロー
- 匂い・汚れはプロのクリーニングも検討
といった基本を押さえるだけでも、ディフェンダーのポテンシャルを素直に評価してもらいやすくなります。
維持費とリセール価値の関係性
ランドローバー車全般に共通するイメージとして、「維持費が高そう」「故障が心配」という声は少なくありません。実際、国産SUVと比べると、
- 任意保険料(車両保険付き)
- タイヤ・ブレーキなど消耗品の単価
- 正規ディーラーでの点検整備費用
は高めになる傾向があります。ただし、正規ディーラーでの整備記録がきちんと残っている個体は、査定でプラス評価されやすいというのも事実です。整備履歴がクリアであれば、輸入車特有の不安要素が減り、買取店も安心して仕入れられるためです。「維持費をケチって記録がスカスカ」よりも、「必要な整備をしっかり行い、記録をきちんと残す」方が、結果としてトータルコストを抑えられるケースが多いと感じます。
海外輸出市場での需要と価格差
ディフェンダーのリセールを語るうえで忘れてはいけないのが、海外輸出ニーズです。中東・アフリカ・オセアニアなどでは、ランドローバーの本格オフローダーとしての信頼性が高く、一定の需要を保ち続けています。輸出向けに好まれる傾向があるのは、
- ディーゼルエンジン
- 白・黒系のベーシックカラー
- 右ハンドル/左ハンドルの需要に合った仕様
などで、日本国内で「ややオーバースペックかな」と思う仕様でも、輸出が視野に入ることで相場が底堅くなる場合があります。ランドクルーザーほど極端ではないものの、グローバル需要がディフェンダーのリセールを下支えしている側面は確かに存在します。
ディフェンダー購入・売却で後悔しないために
リセールを意識した購入戦略の立て方
ここまでの内容を踏まえると、リセール重視でディフェンダーを選ぶ際の基本戦略は、次のように整理できます。
- ボディ:基本は110(5ドア)、趣味優先なら90
- エンジン:将来の希少性も含めてD300ディーゼルが本命
- グレード:110Sディーゼル or 110X D300系が鉄板
- カラー:フジホワイト/サントリーニブラック/グレー系
- 装備:サンルーフ+エアサス+安全装備パックは“投資価値あり”
逆に、予算だけでD200やP300の素仕様を選ぶと、数年後に「もう少し頑張って上のグレードにしておけば……」と感じやすいゾーンに入りやすい点は意識しておきたいところです。
売却時に意識すべきポイントまとめ
売却側のポイントを簡潔にまとめると、
- 3〜5年・走行5万km以内を一つの目安にする
- 車検切れ前に、余裕を持って査定・売却先を検討する
- ディーラー整備記録・メンテナンスノートを揃えておく
- 純正パーツを保管し、できるだけノーマルに近い状態で出す
- 複数の買取店・輸出業者から見積もりを取る
という5点に集約できます。これらは他の輸入車でも共通する“鉄則”ですが、単価の高いディフェンダーだからこそ、数%の差が数十万円単位で効いてくる点を忘れないようにしたいところです。
ランドクルーザーとの比較から見える立ち位置
リセールの文脈で必ず比較されるのがトヨタ・ランドクルーザーです。4年落ちのランドクルーザー200で平均残価率110%超、5年落ちランドクルーザー300でも100%前後というデータが出ており、国産SUVのなかでも“別格”の存在であることは間違いありません。一方で、ディフェンダーは
- 2年落ち現行型平均109%(一部グレードは120%超)
- 5年経過でも約89%と、輸入車としては極めて高い水準
というポジションにあります。整理すると、
- リセール最優先:ランドクルーザー
- 個性・デザイン・英国SUVらしさとリセールのバランス:ディフェンダー
という棲み分けです。「数字だけならランクル」、しかし「キャラクターを含めた“所有する楽しさ”と資産性のバランス」で見ると、ディフェンダーは非常に“おいしい立ち位置”にいると言えます。
よくある質問(FAQ)で疑問を解消
Q1. 今から買っても、まだディフェンダーは“買い得”ですか?
A. グレードと仕様をきちんと選べば、依然として“リセールの強い輸入SUV”です。110ディーゼル系+定番カラー+人気オプションを押さえれば、5年後も十分高値売却を狙えます。
Q2. 90と110、どちらがリセール的に有利ですか?
A. 絶対値で見ると110の方が需要が広く、平均残価率もやや有利です。90は台数が少ない分、状態の良い個体はプレミアが付く可能性もありますが、ユーザー層が絞られる点は意識が必要です。
Q3. ディーゼルとガソリン、どちらを選ぶべき?
A. 走行距離が多い人・高速主体の人・リセール重視派はディーゼルがおすすめです。街乗り中心で静粛性重視ならガソリンでも満足度は高いですが、残価率の数字だけを見ると現状はディーゼル優位と言えます。
Q4. フルカスタム車でも高く売れますか?
A. オフロード仕様のカスタムは、一部のマニアには刺さる一方で、一般ユーザーには敬遠されがちです。リセール重視なら「見た目は純正+人気オプション」「社外パーツは戻せるように保管」が無難です。
Q5. 旧型ディフェンダーと新型、どちらが資産性は高い?
A. LD系など旧型はすでに“クラシックカーの領域”に入りつつあり、個体差が非常に大きい世界です。安定した数字を狙うなら新型L663、ロマンを含めた“コレクション的資産”としてなら旧型、という分け方が現実的でしょう。
要点
- ディフェンダーの平均残価率は依然として高く、「リセール崩壊」は一部グレード・仕様に限られた現象であり、市場の実態は二極化が進んでいることを示します。
- 110Sディーゼルや110X D300など高リセールなディーゼル系と、D200・P300といった伸び悩むグレードを比較し、JLRの電動化方針も踏まえて“将来の資産性”まで考察している点が特徴です。
- 人気カラーや評価されやすいオプション、売却タイミング、輸出需要など実務的な観点から、高額査定を狙うための具体的な購入・売却戦略を提案します。
参考文献
- C+WEB「ディフェンダーのリセールと残価率を中古車査定士が詳しく解説します」https://cplusweb.com/resalevalue-defender/
- 車歴ドットコム「ディフェンダーのリセール崩壊は嘘?グレード別残価率を検証」https://kurumareki.com/defender-resale-collapse/
- ユーカーパック「ランドローバー リセールバリュー・残価率一覧」https://ucarpac.com/resalevalue/m118
- ラグジュアリードリーム「ディフェンダー リセール崩壊の真相とは?残価率・予想・人気オプションまで徹底検証」https://dreaming-luxury.com/?p=792
- JLR公式サイト「REIMAGINE | JLR Corporate Website」https://www.jlr.com/reimagine
- Automotive Logistics「Jaguar Land Rover reimagines its electric future」(ディーゼル廃止・電動化方針に関する記事)https://www.automotivelogistics.media/ev-and-battery/jaguar-land-rover-reimagines-its-electric-future/202497
※上記以外にも、ガリバー・カー情報サイト・リセールランキング関連ページなどを相場確認の補助資料として参照しつつ、本文では主に上記記事を根拠とした内容に絞って構成しています。
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