BMW X2カッコ悪い評判の真実!

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「BMW X2はかっこ悪い」という声の真偽を、デザイン、使い勝手、価格と装備、走行性能の四つの視点から検証します。クーペSUVという文脈を踏まえ、写真映えと日常性のギャップ、後席や視界の実態、ライバル比較まで整理し、公平に判断できる材料を提示します。

BMW X2の評価が分かれる理由

BMW・X2のイメージ(出典:当サイト)

デザインに対する賛否

新型「BMW X2(U10)」は、ほぼ六角形の大型キドニー・グリルと鋭いLEDヘッドライトで“押し”の強い顔つきになりました。オプションの「Iconic Glow」発光グリルまで用意され、夜間は存在感がさらに増します。一方で、ここ数年のBMWの“挑戦的”なフロント意匠は賛否を呼びやすいのも事実です。デザインの迫力を美点と見るか、やり過ぎと感じるか――そこで評価が割れやすいのです。(BMW Group PressClub, BMW Ireland, Carsales)

クーペSUVというスタイルの独自性

X2は、角張った「X1」をベースに後端を絞った“ファストバック”のクーペSUVです。同社のX4やX6と同じ関係で、スタイル優先の代償として後席頭上空間や荷室の実用面がやや犠牲になる――これはクーペSUV一般に当てはまる傾向だと指摘されています。見た目の個性と実用性のバランスに、ユーザーごとの価値観の差がそのまま評点の差になって表れていると言えるでしょう。(Edmunds)

ライバル車と比較した印象

数値上、現行X2の全長は約4.56m、荷室は欧州計測で515~560L(駆動方式により変動)と、先代より拡大。価格は日本で「xDrive20i M Sport」646万円~、「M35i xDrive」824万円~です。対して「Audi Q3 Sportback」は556万円~、「Mercedes-Benz GLA」は588万円~の価格帯。荷室量はQ3 Sportbackが530~625L、GLAは仕様により約435Lとされます。X2は価格でやや上、実用面はQ3 Sportbackが優位、GLAは価格・サイズのバランスが魅力――そんな力学が“好き嫌い”をさらに強めています。(BMW, bmw.co.jp, audi.co.jp, 車好き新型車ニュース NewCar 最新自動車情報, 自動車寸法.com, Motor1.com)

「カッコ悪い」と言われるポイント

BMW・X2のイメージ(出典:当サイト)

フロントデザインの好みが分かれる

新型X2のフロントは、メッシュ入りの大型キドニーと縦方向の黒いグラフィックで“面構え”を強調。夜は「Iconic Glow」の発光ラインが輪郭をなぞります。デザイン性の高さは確かですが、光るグリルや大開口エアインテークは“悪目立ち”と感じる人もおり、ここが「カッコ悪い」と言われやすい焦点です。(BMW BLOG, BMW Ireland)

リアスタイルのボリューム感

2代目X2は全長・全幅を拡大し、リアのボリュームも増しました。ワイドで張り出した造形と大きなコンビランプはスポーティですが、写真によっては上下比が“重く”見えるのも事実。サイズアップ自体は事実で、見え方の主観差がそのまま評価差につながっています。(BMW, GQ JAPAN)

ボディサイズとバランスの問題

クーペSUVの高いショルダーラインと小さめのウインドウ開口は、プロポーションの迫力を生む反面、後方視界に不利に働きがち。X2も例外ではなく、最新世代でも後方視界の限界を指摘する試乗記があります。見た目の塊感とドライバーの見切りのトレードオフ――ここをどう受け止めるかが好悪を左右します。(MotorTrend)

BMW X2のデメリット

BMW・X2のイメージ(出典:当サイト)

後部座席の狭さ

現行X2は先代より室内を拡大し、後席ニークリアランスも約1インチ広がったと公表されていますが、背の高い乗員では頭上がタイトという指摘も残ります。実測・体感はレビューで割れており、「6フィート超でも十分」とする声もあれば、「平均身長でも頭が触れる」とする記事もあります。要は“人と使い方次第”。家族4人での長距離を前提にするなら、実車での確認が不可欠です。(BMW Group PressClub, BMW BLOG, AutoTrader.ca)

視界の悪さ

急傾斜のルーフと厚いCピラーはデザイン上の見せ場ですが、斜め後方~真後ろの視界にはマイナス。最新レビューでも「ファストバック形状のため後方視界が限られる」と明記されています。安全支援装備は充実しているものの、“見える安心感”を重視する方は気になるポイントでしょう。(MotorTrend)

荷室容量の限界

公称値は25.3~51.7cu-ft(約717~1464L、SAE換算)または欧州法で最大560Lと十分ですが、開口高さや奥行きが絞られるため、体積以上に“積みにくさ”を感じる場面があります。四角い「X1」(最大46.8~58.7cu-ft)や可動式後席で最大625Lの「Q3 Sportback」と比べると、“かさ物”の積載性で差が出やすいです。(BMW USA, BMW, BMW Carlsbad, 自動車寸法.com)

価格と装備のバランス

日本価格は「xDrive20i M Sport」646万円~、「M35i xDrive」824万円~。ACC(渋滞時追従含む上級パッケージ)はオプション扱いの指摘もあり、ライバル比で“価格に対する装備満足度”は評価が割れます。GLAやQ3 Sportbackのエントリー価格が低めなことも、相対評価に影響します。(bmw.co.jp, MotorTrend, audi.co.jp, 車好き新型車ニュース NewCar 最新自動車情報)

後部座席の実態を検証

BMW・X2のイメージ(出典:当サイト)

座席スペースと足元の広さ

BMWは現行X2で後席のニースペースを約1インチ拡大したとアナウンスしています。レビューでも「長身でも座れる」「レッグルームは十分」とのポジ評価がある一方、国や体格の違いで印象が変わるのも事実。チャイルドシートや前席位置との兼ね合い次第で評価が動くため、家族用途は実車確認がベストです。(BMW Group PressClub, BMW BLOG)

天井の圧迫感

後席頭上は“思ったより良好”とする記事もあれば、「平均身長でも触れる」「中央席は天井造形の出っ張りで厳しい」との指摘も。つまり“ギリ許容~タイト”の間に収まるのが現実的な評価です。(BMW BLOG, AutoTrader.ca, carwow.co.uk)

長距離利用での快適性

後席用エアベントやUSB-C、アームレストなど装備面は充実。シート自体も形状は良好ですが、ルーフラインや視界の閉塞感が長距離での疲労感につながる可能性は否定できません。乗車人数や身長に応じて、ドライブ前に最適な着座・前席位置を探ることをおすすめします。(CarPro)

BMW X2を選ぶメリットもある

BMW・X2のイメージ(出典:当サイト)

スタイリッシュで個性的なデザイン

“クーペSUV”という文脈での完成度は高く、夜間の「Iconic Glow」や精緻なLED照明、ワイド&ローのプロポーションは街中で確かな存在感を放ちます。凡庸さを嫌う人には強力な選択肢です。(BMW Group PressClub, BMW Ireland)

コンパクトSUVならではの取り回しやすさ

全長179.3インチ×全幅72.6インチに対し、最小回転半径は約38.4ft。首都圏の立体駐車場や狭い路地でもストレスを減らせます。ボディは大きく見えても、小回り性能は数値で裏付けられています。(BMW Group PressClub)

BMWらしい走行性能

ベースのxDrive28iでも十分に軽快で、M35i xDriveでは0-60mph 4.7秒級の俊足。ステア精度や最新のiDrive 9系インフォテインメントも評価され、総じて“走りの楽しさ”は高水準です。実用性よりドライビング愉悦を優先するユーザーには刺さる1台です。(Car and Driver)

最後

BMW・X2のイメージ(出典:当サイト)

結局のところ、BMW X2は強い個性と俊敏な走りを求める人に向く一台です。一方で家族用途や積載重視ならX1やAudi Q3 Sportback、Mercedes-Benz GLAも併せて検討すべきです。購入前は後席・視界・荷室を実車で確認し、優先順位を明確にすると納得できます。

要点

  • 大型キドニーグリルとクーペSUVの造形が強い個性を生み、フロントの押し出しやリアのボリューム感で好みが大きく分かれる傾向があります。
  • 実用面では後席頭上空間・後方視界・荷室形状に弱点があり、X1やAudi Q3 Sportback、Mercedes-Benz GLAとの比較で価格と装備のバランス評価が割れます。
  • 一方で取り回しの良さや俊敏な走り、夜間の存在感は美点で、見た目と走行性能のどちらを優先するかで満足度が大きく変わります。

参考文献

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