【アウディ RS e-tron GT 改良新型】856馬力の電動モンスター

アウディが新たに発表した高性能スポーツEV、RS e-tron GTの改良新型は、856馬力という驚異的なパワーを誇ります。本記事では、その特徴や性能、デジタル化された機能について紹介します。

改良新型 RS e-tron GT のデザインと装備

フロントデザイン

新型RS e-tron GTのフロントには、RS専用の3Dハニカム構造を持つインバーテッドシングルフレームグリルが採用されています。このデザインにより、路面に密着するようなフォルムが追求されています。これにより、空気抵抗を最小限に抑えつつ、視覚的な迫力を強調しています。

リアデザイン

リアにはモータースポーツをモチーフにしたデザインが取り入れられています。新たに装備されたL字型ブレードや垂直の赤いリフレクターが特徴で、スポーティな印象を与えるとともに、夜間の視認性も向上しています。

インテリアとシート

インテリアでは、ステアリングホイールに2つの赤いコントロールサテライトと12時位置のマークがオプションで追加されます。シートも新たにアップグレードされ、ダイナミックなデザインとイルミネーションロゴが特徴です。「Vorsprung」仕様では、マッサージ機能付きのシートもオプションで選択可能です。

デジタル化された機能

アウディコネクトサービス

アウディのコネクトサービスやオンデマンド機能、アプリストアを通じてデジタル化されています。これにより、ドライバーは常に最新の情報やエンターテイメントにアクセスできます。

バーチャルコックピット

アウディバーチャルコックピットは、バッテリー温度や最大充電可能出力をリアルタイムで表示する新機能を導入しています。RS専用のコンテンツを表示するディスプレイも備えており、ドライバーは一目で重要な情報を確認できます。

バーチャルコックピットプラス

改良新型には、バッテリーの現在の動作状態、バッテリー温度、急速充電予測、予冷状態などの情報を表示するバーチャルコックピットプラスが搭載されています。これにより、充電性能を一目で確認できるため、ドライバーの利便性が大幅に向上します。

驚異的なパフォーマンス

新開発の電動モーター

改良新型RS e-tron GTの電動モーターは、リアアクスルに新開発された永久磁石同期モーター（PSM）を搭載しています。このモーターはアウディのプレミアムプラットフォームエレクトリック（PPE）から供給され、最大出力は564psです。フロントのモーターと合わせたシステム全体で856psに強化されています。

動力性能

その結果、0～100km/h加速はわずか2.8秒、最高速は250km/hに到達します。これは、既存の高性能車両を凌駕する驚異的なパフォーマンスです。

高速充電とエネルギー効率

充電性能

改良新型では最大充電出力を320kWに引き上げました。ハイパワーチャージング（HPC）ステーションでは、10％から80％までの充電を18分で完了します。また、10分間の充電で最大280kmの航続を確保できます。

Plug&Charge機能

Plug&Charge機能により、充電ケーブルを接続するだけで自動的に充電ステーションが認証され、充電が開始されます。これにより、ユーザーは煩雑な手続きから解放され、快適な充電体験を享受できます。

熱管理システム

熱管理システムは、4つの最適化された冷却回路で構成され、バッテリーと駆動システムのコンポーネントを理想的な温度に保ちます。標準装備のヒートポンプは、特に冬季においてエネルギー効率の高い空調を提供し、航続距離を延ばす役割を果たします。

最後に

アウディ RS e-tron GT 改良新型は、856馬力という驚異的なパワーを持ちながら、エレガントで洗練されたデザインを兼ね備えています。デジタル化された機能と優れた充電性能により、ドライバーに新たな体験を提供します。この車は、単なる移動手段を超え、未来のモビリティーを象徴する存在と言えるでしょう。

▼アウディ公式サイト
https://www.audi.co.jp/jp/web/ja/models/e-tron-gt/audi-e-tron_gt.html